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■ まずは、貴校の教育についてお聞きできますか。
川村小学校では、建学の精神である「感謝の心」を大切に、豊かで優しい心を育んでいます。カリキュラムを工夫し、英語教育の強化や体験学習の重視など、子供たちに身につけさせたい力を積極的に探求しています。また、一人ひとりの成長を見守るきめ細やかな対応など、安心して教育をお任せいただく環境が整っています。教育方針へのご賛同をいただき、家庭との協力体制のもと、時代に合わせた対策や見直しを柔軟に取り入れながら教育にあたることができる点も本校の良さだと考えています。
今回の新型コロナウィルス感染拡大防止による休校措置においては、学習課題を用意し、学年末の学習を完了いたしました。
その後、4月1日に各家庭に教科書を郵送しました。4月7日に発令された、新型コロナウィルス感染症拡大による「緊急事態宣言」を受け、4月13日より学年ごとの授業動画の配信を続けています。画面の向こうの子供たちに、よりわかりやすく伝えるために、より深く考えることにつなげるために、配信する授業動画の研究を重ねる点も、今回見えてきた私立教育の良さだと思います。
平日は毎日オンラインで朝礼を行い、本人はもちろんご家族の健康も報告してもらっています。長期の休校を受けて心のケアが必要な児童に対しては、個別に電話連絡で支援しています。
子ども達の学ぶ環境を提供し続けていくという使命のもと、今後も更なる工夫を続けていきます。
■ 貴校の雰囲気はどのようなものですか。
「感謝の心」を建学の精神とし、女子教育における一貫した教育方針のもとあらゆる場面で成長していきます。学校生活の中で、男子・女子を意識することなく皆等しく力を出し合い、じっくり丁寧に個性を磨いていくことができる環境だと思っています。その中で、友達のことを思いやる優しさやいろいろな考えがあることを知り、互いに尊重し合う経験を重ねていきます。学習面では、文字を丁寧に書く、粘り強く課題に取り組む、積極的に発言をする、躊躇せずに挑戦してみるなど、意欲的に学ぶ姿勢が身に付きます。また、学校行事などで友達と協力をして取り組む場面では、全力で臨み、達成感を味わうとともに、友情を深めていきます。高学年になると、クラブ活動や部会活動で、友達と夢中になっていろいろなことを成し遂げたり、リーダーシップを発揮したり、より良いものになるよう工夫したりしています。
新型コロナウィルス感染症拡大防止による自宅学習期間は、教育活動の継続のため遠隔授業を開始しました。ICTを活用し、毎日の朝礼と子ども達の学力の定着、考える力を引き出す授業を続けています。この状況のなか、オンラインで担任やクラスメイトと顔を合わせ、少しでも連帯感を感じながら過ごすことができること、時間割に合わせた遠隔授業により、ほぼ遅滞なくカリキュラムを進められていることは、ICTを駆使したこれからの新しい学びのスタイルの構築だと考えています。
このように、川村小学校には、柔軟な体制をとることで、豊かな人間性と確実な学習の定着、意欲的に取り組む姿勢を身に着ける環境が整っていると考えています。
■ 安全対策についてお聞きできますか。
川村小学校はJR目白駅から徒歩2分という恵まれた場所にあります。目白駅から小学校正門までの通学路には教員・警備員が立ち、安全を確保しています。
登下校の際、児童が学内のセンサーを通過すると保護者の方には、登下校通知メールが配信されます。また、登下校時や緊急時の安全・安心を図るために、携帯電話の所持を許可し、教室では担任に預けます。
また、下校時には教員が目白駅のホームやバス停で乗車するところまで見送ります。
今後、緊急事態宣言の解除を受け、学校再開の手段として分散登校を取り入れる際には、新しい社会的ルールのもと、学校として新しい環境づくりに取り組みます。保護者の方の協力をいただきながら、子どもたちの学校生活の機会を少しずつ増やしていければと考えています。また、児童の安全安心を第一に随時、適切な対応をとってまいります。
一斉メール配信システムの導入、通学時のレスキューポーチの携帯、学校内での防災頭巾の携帯、健康手帳を使用した体調管理など、従来からの取り組みの継続や見直しをかけ、安心・安全な学校生活の再開を目指していきます。
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