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私立小学校校長先生インタビュー

校長先生インタビュー

東京都市大学付属小学校 重永 睦夫 校長先生

東京都市大学付属小学校 重永 睦夫校長先生

東京都市大学付属小学校

東京都市大学付属小学校

東京都市大学付属小学校
■ まずは先生のプロフィールをお聞きできますか。
私は昭和52年の大学卒業で、すぐ高校教員になりましたので、もう43年になります。
25年間社会科を教えた後、教頭・校長を経て法人本部に勤め、東京都市大学等々力中高校の改革の仕事をしました。その後、平成22年4月から東京都市大学付属小学校の校長を務めていますが、平成24年からは東京私立初等学校協会と日本私立小学校連合会の役員も務めることになり今に至っています。
小学校に着任してから思うことは、人生の基礎作りである小学校教育における一番の要諦は小学校卒業後にやってくる「狂おしい思春期」…ルソーが「第二の誕生」と呼び、ドイツ文学では「疾風怒濤」(シュトゥルム・ウント・ドラング)と呼ばれる思春期…これを乗りこえる力を養ってやることだと思っています。第二次性徴をともなう思春期をどう乗り越えるかによって、その後の人生は左右されると思っています。その力は「学力と心の豊かさ」に支えられた「我慢の力」だと思っています。

■ 建学の精神を解説していただけますでしょうか。
「すこやかに かしこく りりしく凛として 世界にはばたく 気高き子どもたち」というのが建学の精神です。
創立者の五島慶太は東急グループを築き上げた人物ですが最初の職業は英語教員でした。東急グループを築いたあとも青雲の志やみがたく五十を過ぎてから東横商業女学校を創立し、やがて学校法人五島育英会を作りました。最初の学校創立の時、五島慶太が訓示した内容は「健康・知性・風格・自立・感動と畏敬」というものですが、これを小学生にも分かりやすく表現したのが本校の建学の精神です。
「健康と知性」をもとにして(健康には豊かな心も含まれます)、どんな逆境にも負けず背筋を伸ばして生きる、世界の中で自立して生きる崇高な人間に育ちましょうという意味です。
本校では英語科にネイティブの専任教諭を採用し、国際化プログラムとして、4年生全員がブリティッシュヒルズ宿泊学習で英語オンリーの生活をします。そして3年生以上の希望者には成田イングリッシュキャンプとオーストラリア国際交流プログラムを用意しています。オーストラリアでは現地の私立小学校の授業を体験します。

■ 貴校が望む家庭像やお子さんはどのようなものでしょうか。
私立小学校に対する理解の深いご家庭であることが第一ですね。私立小学校は公立小学校とは違って、それぞれの学校で千差万別の教育を進めています。お子さんを入学させたい私立小学校の教育内容をしっかり把握していただくことが大前提です。
本校は共学、無宗教です。体験学習や宿泊学習、児童会活動に重きを置いています。そして付属中高校や大学が併設されていますが、全員が中学受験します。付属中学優先入学制度にも試験はあります。
本校は中学受験を目指す子どもたちが集まっていますが、学習活動と同等に体験学習が多くなります。そのような学校ですから、みんなと協力し合える子、困難なことでもすぐに音を上げないで粘り強い子、あやまちをおかしても直ぐにあやまることのできる素直な子であって欲しいと思っています。

■ カリキュラムや授業のポイントについてお聞かせください。
食育の「ミクニレッスン」はもうすっかり有名になっていますが、これは体験学習を重視する本校の象徴的な教育プログラムです。本校は60個ほどの体験プログラムを用意するとともに、一年生から宿泊学習を行います。それらと普通授業を組み合わせる形で、全学年とも「高い学力と豊かな心」の二本柱の教育に沿ったカリキュラムを組んでいます。
本校は三学期制ではなく「二期 4ステージ制」を採用し、前期と後期ともそれぞれ二つに分けています。前期は夏休みが区切り、後期は冬休みを区切りとして、それぞれ二つのステージに分けていますので4ステージとなり、三学期制よりもきめ細かくなります。運動会・音楽発表会(オーチャードホール)を二大イベントとしていますが、勉強集中期間とイベント期間が交互にくるよう配置し、その流れの中に体験学習や宿泊学習などを織り込んでいます。こういうリズム感のあるダイナミックな4ステージ制によってメリハリのある学校生活を保障し、「高い学力と豊かな心」が養えるようにしています。本校は「日本一楽しく中学受験できる小学校」というフレーズを全教職員の合言葉にしていますが、それを可能にするのは、以上のダイナミックな教育編制です。
3年生の第4ステージ(冬休み明け)から少しずつ上学年の教育内容を前倒しして、6年生の前期までには小学校の学習指導要領を終えます。6年生後期(10月)からは中学受験に向かいます。

■ 貴校ならではの「学校自慢」はありますか。
本校は「本物(一流)の持つ力」を教育に生かすことを重視しています。
本校では年度末に保護者アンケートによる「学校満足度」調査を実施しています。その結果、毎年ほぼ100%に近い満足度を得ているプログラムが、「ミクニレッスン」ですね。高名なフランス料理家の三國清三シェフと提携し食育です。4年生を対象に、三國シェフご自身が年12回の食育授業をするのですが、フランス料理家が和食文化を守る授業をするというところがミソです。
二大イベントの一つである音楽発表会は渋谷bunkamuraオーチャードホールで実施します。オーチャードホールは都内でも一流のホールですが、ここを使用できる学校は全国で本校がただ一校です。これも本校創立者が五島慶太翁であり、本校が東急グループの一員であるという関係ならではのことですが、ただそれだけではなく、本校音楽発表会の水準がオーチャードホールにふさわしいと認めてくれている証でもあります。
「教員の質向上」にも独自に取り組んでいます。学校満足度調査においては、教員の質も問われます。それらを教員にフィードバックすると共に、ベテラン教員による丁寧な後進指導を取り入れています。教員は誰でも駆け出しのうちは暗中模索の状態にありますが、そこから脱却して一刻も早く児童の信頼、保護者の満足の高いレベルに進む必要がありますので、教員養成に力を入れています。
またアフタースクール(希望制、有料)のコーチ陣はいずれもその道で名だたる方々をお招きしています。※(アフタースクールについては後述)

■ 付属中学校への進学に際して特典や中学受験へ取り組みはありますか?
都市大グループには東京都市大学付属中学校と東京都市大学等々力中学校があります。その両校とも高等学校を併設しています。この両校には本校から内部優先入学制度があり、校長推薦で進学できます。但し、両校とも入試レベルが著しく上がっていますので、内部推薦試験(国算社理4科)で設定された基準をクリアした6年生を推薦します。この内部試験は二回実施しますが、推薦児童が不合格になることはありません。他の国立や私立中学校を受験する児童には「併願推薦」という制度もあります。「併願推薦」の基準は、より高く設定されます。
他の国立や私立中学校を受験する児童も大変多いため、高学年では中学校受験に配慮した授業を取り入れています。5年生からは算数習熟度授業を実施します。本校は1学年2クラスですが、算数習熟度授業は4クラスに分けます。基礎1クラス・標準2クラス・発展1クラスです。場合によっては5クラスに分けることもあります。(基礎と標準の間1クラス追加。)また、6年生後期には国語読解力授業を習熟度3クラス編成で行います。
1年生から3年生は基礎力養成が中心ですが、すべての基礎になる国語科では「ガウディア」という発展教材を導入しています。これは国語力向上のために特別に編まれた教材で、かつ学校と家庭が車の両輪となって児童に学習してもらうユニークな教材で、大変好評を得ています。

東京都市大学付属小学校

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■ 新型コロナウイルスでの休校中はどのような対応をされていますか。
新型コロナ流行に伴う緊急事態宣言や長期におよぶ臨時休校という事態においては、私立小学校としての力が試されていると思っています。
休校期間中における家庭学習支援について本校では当初から、全家庭に教科書や課題配達、ビデオ授業配信、ZOOM学級会、分散登校(完全自由制・自動車送迎可)を段階的に取り入れています。
それらに当たって、一番配慮していることは、充実した家庭支援において、同一学年においてクラス間格差が生じないことです。そのため、ビデオ授業配信は学年同一としました。
ZOOM学級会は取り入れていますが、ZOOM授業(双方向授業)は採用していません。理由は、特に低学年の場合、教室授業と大いに勝手が違いますので、授業内容を順調に受け入れられる児童と付いてこれない児童の格差が大きくなると予想し、それに対応しきれないと判断したためです。それに対して、ビデオ授業配信では、個人的に何度でも停止したり見直したりできますので、ビデオ授業配信を採用しました。有名中学校でも一旦採用したZOOM授業を同じような理由で中止したところがあるそうです。
それから、校長として執筆している「先生ブログ」(ホームページ)においても、学級担任や専科のビデオ配信授業に対する側面支援的な内容を毎日アップしてきました。

■ 現段階(2020/5現在)で、入試内容や日程の変更は予定されていらっしゃいますか。
6月の学校説明会は中止としましたが、7月から毎週土曜日に三密を避けるスタイルで、毎回100名限定(一家庭より1名)で五回に分けて(一家庭一回のみ)、総計500家庭対象で学校説明会を開く予定です。そのときに詳細にお話することにしています。
以上の学校説明会申し込みはホームページにおいて行ってください。6月に入ったら募集する予定です。そこで入試日程等についてお話する内容は次のようなことです。
新型コロナ流行によって小学校受験準備にもご苦労されていることは十分承知しておりますが、本校として現時点では変更の予定はありません。すでに発表している募集要項の日程で進めます。入試内容についても例年通りで実施しますので、過去問等に取り組んでいただければと存じます。
小学校入試は、公立小学校の就学通知が1月中旬に行われる関係から、前年の10月〜12月に実施し、合否通知と入学手続きを行っております。都県や国によって10月〜12月に分散されて入試が行われるため、複数校の併願が可能となっています。これを遅らせることは、従来の複数校併願パターンに大きな影響を与えます。また、一斉にずらすことも公立小の就学通知に影響を与えることになります。そういうわけで、ほとんどの学校が悩んでいるところだと思います。
本校は、現時点においては変更なく進めることにしております。新型コロナ流行や文科省などの動きによっては変更もありえますので、本校ホームページでチェックしていただければと存じます。

■ 先ほども少しお話がございました、アフタースクールについてお聞きできますでしょうか。
本校では「学童保育型アフタースクール」は取り入れていません。ですからご両親ともフルタイムで働いておられるご家庭では、例えばキッズベースなどの学童スクールをご利用いただく必要があります。
但し、今はパートタイムで働いておられるお母さんも増えてきているので、そういうご家庭に対応できるよう、できる限り多くのアフタースクール(課外教室)を設定するようにしています。現在は、サッカー、ランニング、生け花、英語を設定しています。他にも、東京オリンピックで来日する外国人の方を日本文化でもてなそうという武者小路千家官休庵さんと提携して臨時に「茶の湯」日本文化教室を設定していますが、これも常時開催の課外教室に発展させようと思っています。
コーチ陣はいずれも一流で、サッカーはヨーロッパFC公認コーチ資格をもった外国人コーチ、ランニングは元オリンピアン、生け花は小原流家元というような皆さんと提携しています。
利用率は、6年生は中学受験の関係でほとんどいませんが、教室によって違いますが、トータルでは30%前後の方が利用されています。

■ 受験をご希望の方々にメッセージをお願いします。
私どもは、「楽しくなければ小学校じゃない」と思っております。本校は中学受験校なのに、「日本一楽しく中学受験できる小学校」を名乗っている理由は、まさにそこにあります。小学校時代の思い出は人生を左右すると思っています。小学校時代を楽しく思い出すことができれば、人生において苦境に立っても必ず乗り越える力を振り絞ることができると思っています。
だから、例えば、夏休みの自由研究一つとっても、本校では「夏休み生活展」(希望制です)と言っているのですが、これは児童一人で取り組むのではなく、ご家族で一緒にとりくんでくださいと言っています。親はアイデアを出すだけでも良いし、研究や工芸作品を作るのに直接手を出しても良い、あるいはヒントを与えるだけでも良い、とにかく親子きょうだい一緒にとりくんでくださいと言っています。だから「夏休み『生活』展」なのです。
夏休みは小学生にとって掛け替えのない長期の休みです。この休みに家族ぐるみで楽しい思い出を毎年作ることができれば、それは人生の財産になると思っているので、このような取り組みをしています。
体験学習においても宿泊学習においても、縦割り教育にしても、とにかく楽しさを追求します。
どうぞ、本校で人生の基礎をいっしょに作っていきましょう。

本日はありがとうございました。
  東京都市大学付属小学校 概要
東京都市大学付属小学校 ■所在地:東京都世田谷区成城1-12-1
■電 話:03-3417-0104
■最寄駅:アクセスについてはホームページをご覧ください。
■HP http://www.tcu-elementary.ed.jp/index.html
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