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校長先生インタビュー

トキワ松学園小学校　丸山明校長先生　1

■ まずは先生のプロフィールをお聞き出来ますか。
中学校と高校の教頭を10年ほど務めた後、2013年度から小学校の校長となり、この四月で3年目を迎えます。
本校は、同じ校舎の中に小・中・高があるのですがそのような学校は少ないと思うんですね。その利点をうまく生かせれば小学生にとっても中高生にとっても、その交流の中でたくさんの良い経験ができると思っています。

■ 建学の精神の「鋼鉄(はがね)に一輪のすみれの花を添えて」について詳しくお聞かせ下さい。
これは、創立者の三角錫子先生が、学園を卒業していく子ども達に向けて送った言葉です。当時女学校の卒業証書が嫁入り道具の一つとされていた時代、他校の卒業証書が立派な桐の箪笥ならば、小さな寺子屋の様な常磐松の卒業証書は風呂敷包み程度のものかもしれないが、その中に「鋼鉄に一輪のすみれの花を添えて包んでいって欲しい」との願いからおっしゃられたそうです。鋼鉄の様な強い心身に、バラの様に派手ではないけれども、すみれの様な上品で優しい気持ちも備えた人に育って欲しいと願う言葉だと思います。

■ 1～4年生までは1クラス23名の少人数制とのことですがどのようなメリットがありますか。
最近、少人数制の学校が増えているようですがそれでも30数人、1クラス23名は大変先進的なクラス編成だと思います。この人数は、教師の目が隅々までしっかりと行き届く数です。教師が、子どもの顔や名前を把握しているのは当たり前のことですが、必ず毎日子ども達全員と会話をすることができますし、授業中もそれぞれのノートに余裕をもって目を向けてやることができます。子どもの立場からすると、自分を発信しやすいですし、大人数の中ではいろいろやりにくいこともできる人数編成だと思っています。自己発信は個性を伸ばす事に

も繋がりますし、いろいろな意味での子供たちのチャンスが広がります。
5・6年生では1クラスになりますが、これは小学校生活最後の1年間は学年全体が1つのクラスとして団結し卒業させたいとの考えからです。卒業と同時に、男の子は全員が外部に出ていきますので、最後の交流です。また、大きな集団の中で切磋琢磨することの経験も必要だと思っています。
1クラス46名にはなりますが、通常の授業は、きめ細やかさを大切にしていますので、2分割して行っています。国語や算数・理科・社会はもちろん、図工や音楽なども分割して行っていますので、1クラスの中に2つの時間割があるんですよ。高学年でも、授業のきめ細やかさは従来のままです。

■ 体験学習や宿泊行事も充実しているようですね。
やはり小学生時代はいろいろな体験をすることがとても大切です。2年生からは毎年宿泊行事があります。季節ごとにバラエティに富んだ体験学習を取り入れています。机上の学習だけでは学べない知識もありますし、もちろん思い出作りにもなります。友だち関係も深まり、経験を積み重ねることで成長していく子ども達の姿は逞しくも感じられます。卒業した子ども達が学校に遊びに来ると、バザーや修学旅行、スキースクールなどの体験行事の話題で盛り上がります。きっと、いつまでも子ども達の心に残っているのでしょうね。

■ 始業前や放課後に、子ども達が自由に遊べる時間帯があるようですね。
子ども達は、身体を動かしたがりますよね。この時期は、遊びの時間はとても大切です。中学や高校になると、あまり外遊びを欲しなくなる傾向にありますが、小学生のうちは鬼ごっこなど、ただ単に走りまわる遊びの時間も必要なんだと思います。勉強よりも遊びの方が好きなのが子どもですし、遊びも学習のうちです。時間の許す限り、たっぷりと遊ばせてあげたいと思います。
また、一昨年12月に完成したアスレチック(右下写真)は、天然木を使ったトキワ松オリジナルの、世界に二つとない屋外遊具です。お天気の日は一斉に外に出て、アスレチックに上ったりサッカーや鬼ごっこをしたりと元気に走り回っています。

→つづく

トキワ松学園小学校概要

■所在地：東京都目黒区碑文谷4-17-16
■電　話：03-3713-8161(代)
■最寄駅：東横線「都立大学駅」より徒歩８分／「学芸大学駅」より徒歩12分
■HP　http://www.tokiwamatsu.ed.jp/

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トキワ松学園小学校 丸山 明 校長先生 1

トキワ松学園小学校　丸山明校長先生　1