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私立小学校校長先生インタビュー

校長先生インタビュー

浦和ルーテル学院 福島 宏政 校長先生 1

浦和ルーテル学院小学校 福島 宏政 校長先生

浦和ルーテル学院小学校

浦和ルーテル学院小学校
■ まずは校長先生のプロフィールをお聞きできますでしょうか。
私は1955年生まれで、群馬県の伊勢崎市出身です。美術大学に進学しまして、専門は油絵です。大学卒業の際に美術教師を目指しましたが、東京都内では美術教師の求人が無く、一旦、郷里に戻り小学校の臨時教員になりました。
ここから教員生活が始まりましたが、最初に小学校で経験できたことが私にとってはとても大きなことでした。子どもは、身近な大人の働きかけや言葉かけでどのようにでも変わっていく可能性があることを学びました。
その翌年から浦和ルーテル学院にお世話になることになりました。こちらでは、小学5年生から高校2年生までに美術を教えるという経験をさせて頂きました。幅広い年齢の子どもに様々な美術の分野を教えるために色々な工夫をしましたし、とても勉強になりました。技術科の授業も担当し、木材加工、金属加工、コンピューターなども教えました。
そこから25年間は担任もしながら教科指導を行い、その後中等部の部長を1年担当し、初等部の部長を5年、その後教頭を務め、2015年度から校長になりました。

■ この度は青山学院大学の系属校となる協定を結ばれたとのことですが。
小・中・高校と12年間、キリスト教主義の学校で神さまの愛につつまれて育ってきた子ども達が、大学はほとんどが宗教の無い学校に進学します。出来れば大学もキリスト教主義の学校に進学し、キリスト教の精神をより堅固なものにして社会に羽ばたいてほしいという願いがありました。また高い水準の大学との連携を通して、教育の質をさらに向上させて行きたいという考えもありました。そうした模索の中から、今回の話にたどり着きました。2019年4月から系属校となり、2030年の卒業生からは進学基準を満たせば青山学院大学への進学が可能です。2030年までの12年間は経過措置として一定の募集枠内で進学基準を満たせば同大学に進学できます。詳細についてはこれから協議を重ねて行く予定です。
青山学院大学と良い関係を築いていく一方で、子ども達一人ひとりを大切にする家庭的な温かさに溢れた学校という特色は大事にして行きたいと思います。ニュースリリースが学院ホームページに掲載されていますので、もしよろしければご覧ください。
 →ニュースリリースはこちら

■ 建学の精神に「神と人とを愛する人間。神と人とに愛される人間」とございますが、もう少し噛み砕いてお話しいただけますか?
聖書の中で一番大切な言葉は「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」です。次に「隣人を自分のように愛しなさい」と続きます。別の箇所にはイエスさまの「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。」という言葉もあります。
神さまと人とを真剣に愛する人間は、必然的に神さまと人からも愛される人間になるということだと思います。また、神さまが私たちを何の見返りも求めず愛しておられるように、私たちも見習って互いを愛し、大切にしましょう、ということでもあります。この精神を実践するために、週1時間の聖書の時間や、毎日の礼拝を通じて聖書に親しみ、理解を深めています。
まだ低学年のうちは分かりにくいと思います。その時には分からなくても、卒業して大人になった時、色々な経験を経て初めて本当の意味が理解できた、心のよりどころになったという話をよく聞いています。

■ 子どもの才能を育てる「ギフト教育」とはどのようなものでしょうか?
「ギフト」とは、神さまが子ども達に与えた才能です。それぞれの子どもに与えられた「ギフト」は何か、それを見つけていくことです。
「才能」というと運動などで特別に優れた能力のように思われがちですが、それだけではありません。思いやり深く周りに慕われる人、優しい笑顔で人を癒す人、それも才能です。大切なのは自分のためだけではなく、周りのために「ギフト」を生かしていくことです。周りの方に感謝されてその人自身も幸せな人生を歩んでいくこと、それが「ギフト教育」の目標です。
例えば、1年生が文化祭で行った劇を老人健康施設などに披露しに行くのですが、歌ったり踊ったり一生懸命演じている姿をご覧になって、皆さんはとても喜んでくださいます。そのように、自分達の賜物を生かして周りの方に喜んでいただくのも「ギフト教育」の一つです。広い分野での奉仕活動なども含まれます。

■ 国際教育にも力を入れておられるのですか?
はい、国際的に貢献していくには英語が必要ですので、1年生から英語の授業を行っています。アメリカ人の先生が英語だけで授業を行います。日本人の先生もサポートに入ります。はじめは歌やゲームを取り入れ、五感を通して英語に親しんでいきます。
また、カリフォルニアにある姉妹大学から、教授と学生達が当校に来てくれる研修を毎年行っています。大学で教育学を学んでいて、英語が母国語ではない人に英語を通して授業を行う研究をしている学生たちですので、当校でも教育実習の様な形で授業を実施してもらいます。もうひとつ、アリゾナにある姉妹校の中学・高校から先生と中・高生が来てくれて交流する「日本研修」も毎年行っています。
中学3年生からは、希望者に夏休み4週間の留学も実施しています。姉妹校の大学の寮で2週間を過ごし、その後アリゾナの教会の会員のご家庭で2週間のホームステイをします。ホームステイ先の家庭環境や人柄も全て分かっていますので、安心してお任せできます。留学から帰ってきた時は、別人になったように成長して戻ってきますね。実は私の娘も当校でお世話になり留学もしました。引っ込み思案でしたが、帰ってきてからは見違えるように自信に満ちて、積極的になりましたね。
当校の教職員が留学のような形でアメリカに行く研修も行っていて、先生方の教育技術やコミュニケーション力向上に大いに役立っています。

■ 素晴らしい校舎ですね。校庭もとても広いようですが。
2015年に完成したばかりの校舎です。大きく分けると、体育館、チャペル棟、教室棟があります。教室は1階が1〜3年生、2階が4〜6年生、3階が中学生、4階が高校生というようになっています。1階ずつ上がっていくことで成長が確認できる構造です。校舎は「ロの字型」になっていて、行き止まり部分が無く、各フロアでグルグルと一周できるようになっています。そこで、学年を超えた色々な交流が生まれています。チャペル棟の2階〜4階部分が礼拝堂です。そこは日当たりも良く、礼拝堂を中心として日々を過ごしていきます。礼拝は、クラスや学年で行うこともありますが、3学年ずつ、小学校全体、小・中・高全体で行うこともあります。屋内プールもありますので、年間を通して水泳授業が可能です。一つの建物で小学生から高校生までが過ごしますので、様々なふれあいが自然と生まれてきます。グランドはサッカーの公式コートがしっかり取れるサイズになっています。

→つづく

浦和ルーテル学院小学校

浦和ルーテル学院小学校
  浦和ルーテル学院小学校 概要
浦和ルーテル学院小学校 ■所在地:埼玉県さいたま市緑区大崎 3642
■電 話:048-711-8221
■最寄駅:埼玉高速鉄道「浦和美園駅」徒歩15分
■HP https://www.uls.ed.jp/