■ 貴校は「小中高一貫教育」とのことですが、メリットともしあればデメリットをお聞きできますか?
メリットは色々とあると思いますが、やはり少人数制で12年間を通してゆったりと人間的な成長ができることだと思います。自分の「ギフト」に気付いてじっくりと伸ばしていくと同時に、友達や先生との交わりを通して思いやりなど心の成長も達成できます。もちろん、それぞれの進路希望を実現するには学力も不可欠ですから、学習面にも力を入れています。附属の中・高に内部進学するには、推薦基準をクリアする必要もあります。小・中においては12年後の目標を見すえつつ、その学年で学ぶべきことをしっかり学ぶ姿勢を重視しています。基礎基本を深く学ぶことで、自ずと先の学年の学習内容につながり、自然な形の先取り学習ができます。各々の学力に最適化する少人数教育とあいまって医学部や難関国公立大学進学などの成果につながっています。人間的な面でも学習面でも目先に惑わされずじっくり本物の実力を養えることが12年一貫教育の最大のメリットだと思います。
あえてデメリットをあげるとすると、子どもから見た場合、同じ人間関係の中で少し息苦しくなる時期があるようです。そんな時は外の世界を見てみたいと思う生徒もいるようですが、外に出た子どもに聞くと「なんて温かい学校だったのだろう…」と感じているようです。出来れば戻りたいという声も時たま耳に入るのですが・・・ 大人になって集まった時は途中で出た生徒も含めて、ルーテル時代の思い出話に盛り上がるそうです。スクールフェア(学園祭)の時などに学校に遊びに来た時は、一緒に過ごした友達や先生の顔を見ると家族に再会したように落ち着くそうです。私たち教師もそんな卒業生達に会えるのを楽しみにしています。
■ 小学校から附属中学への進学率と、進学する際の特典などをお聞きできますか?
附属中学校への内部進学を希望する場合、推薦基準をクリアすると進学できます。基準を超えない場合は推薦を受けることができません。ほとんどの児童はクリアしていきますが、僅かですが残念ながら推薦基準に漏れてしまう児童もいます。ほかにも転居による進路変更をする児童がいたりで、附属中学への進学率は90%程度です。
内部進学の方は入学の際、入学金が免除になるという特典があります。
■ スクールバスは何台あって送迎はどこまでしていただけるのでしょうか。
学校が駅から少し離れていますので、バスは6台用意しています。登校時、下校時はもちろんですが、アフタースクールの「ルーテルkids」が終わった後や、保護者が来校される時、また学校行事、スクールフェア、学校説明会の時にも動かしています。
バスの発着場は「北浦和駅」「東川口駅」「北越谷駅」「浦和美園駅」の4駅にあり、そこでは教師がしっかり指導し、安心、安全を心掛けています。
■ 受験をご希望の皆様に一言お願します。
私たちの学校は、児童と先生の距離の近さが特色で、少人数制で丁寧に一人ひとりを育てることを大切にしています。和気あいあいとした家庭的雰囲気があり、先生方は職員室でもいつも子どもの話題や情報交換を行っています。子ども達のことを常に気にかけているので、外部の方からは「面倒見がいい学校ですね」とよく言われます。
生徒同士のつながりも強く、例えば、1年生が入学してきた時に1年生と6年生が一緒に遠足に行く、1・6(いちろく)遠足という行事があります。この時に出来た1年生と6年生の絆は卒業するまで続いていきます。11年生(高校2年)から見ると、自分がかつて面倒を見た6年生が、さらに下の1年生の子を面倒見ているのを見て、1年生を自分の「孫」の様に感じてとても可愛いそうです(笑)。1年生の体力測定などの時にも高校生が手伝ってくれます。そのようなアットホームな雰囲気は当校の大きな特徴です。
そんな浦和ルーテル学院は青山学院大学との提携によってさらに教育の質が高まります。
まずは、ぜひ1度、学校に足をお運びいただければと思っています。
お待ちしています。
本日はありがとうございました。 |


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